舞の夕

先日の座敷舞・地唄三絃、鑑賞・体験教室にいらしてくださった皆様、ありがとうございました。

ここ数年の間、私は、折にふれて、残月の三絃を弾かせていただいていますが、
今回は、初めて、地唄舞として演奏しました。

弾き始めてしばらくの間、おそらく鶴女先生は、じっとされていました
(いや、もしかすると、視線は、ずうっと遠くのほうを見ておられたのかもしれないですし、
はたまた、手のしぐさは、少しずつ変わっていたのかもしれませんが)、
とにかく、すごい緊張感が、空気として、その場に満ち溢れていたことだけは確かでした。

改めて、日本舞踊は、もちろん動きも大切なのでしょうが、
動いていないときの格好、姿勢、目線、そして、心の整え方とか、
そういったものが、本当に大切なのだということを感じた瞬間でした。

舞の体験の時間、今回は私も参加してみました。
普段、良いと思っている、良い姿勢での立ち方は、本当に「良くないんだなぁ」と実感。
間違った姿勢でいると、腰やひざに負担がいってしまうのですね。

理にかなった姿勢を心がけながら、歩いたり、演奏したり、したいものです。

次の舞台も近いので、身近なところから整えて、良い状態で、臨みたいと思います。  こころね

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