慶應義塾大学出版会の冊子『教育と医学』に、昔私が作った絵本が…!

今日は28年前に作った私の絵本を紹介します!

小学校5年の夏休みの自由研究で、私は初めて絵本を作りました。

ちょうどその休みの初めの頃、海に出かけた時、姉が、網で掬った状態のクラゲを触らせてくれて。
その時に感じた印象にヒントを得て、物語をつくりました。

挿絵は、「レーズライター」という、特殊な紙にボールペンでなぞると立体的に浮き上がって触れる、視覚障害者向けの作図器で描きました。

なんだかとても楽しくなって、時間を忘れて描いていたことを、今でもよく覚えています。

その絵本が、このたび、慶応義塾大学出版会から出されている冊子『教育と医学』に、
なんと掲載されました!!そのお知らせです!

ご縁を下さったのは、宮城教育大学名誉教授の猪平眞理先生。

先生は大学に勤務される前は、私の母校(盲学校)におられ、私の幼稚部時代の担任でした。
当時の私は、セロハンテープだけをつなぎ合わせて等身大の自分を作ったり、積み木で電車や駅を作ったりしていたと思います。

そんな姿を優しく見守ってくださっていた先生は、絵本を作った時も大変喜んでくださり、
「いつか紹介できたら…」と、日ごろからおっしゃっていました。

時が経ち、『教育と医学』に、「バリアフリー絵本の世界」と題した特集が始まり、
先生は、このほどここに、私の絵本を、「見えない子どもの作った楽しい絵本」として、挿絵とともに紹介してくださったのです!

小学校の時に自由研究で発表した作品が、28年の時を経て、こんな形で日の目を見るなんて!本当に感激です!!

改めまして、猪平先生、本当にありがとうございます!

2月27日に、慶應義塾大学出版会より発売になりました『教育と医学』2020年3,4月号(第797号)は、
クリックして頂いたこちらのサイトから、税込760円にてお求めになれます。
73ページに、先生がとてもあたたかな記事を書いてくださっています!
お手に取っていただけましたらうれしいです!

また、なんと、この絵本「一平の大旅行」は、
こちらのリンクから、全文をお読みいただけます!
よかったらご覧になってみてください。

ああ、また、夏の海に、行ってみたくなります…