終わらない夏・小金井薪能

昨年に引き続き、新たな演目で参加させていただいた第46回小金井薪能が、無事に終了しました。

当日楽屋入りすると、目の前には新鮮な朝採れの大きな竹が2本‼️運営委員の方々の熱意に心動かされ、本番への力が沸きました。

小金井が桜の名所になって100年になるのを記念して作られた創作舞「黄金桜」は、最初音楽を耳にした時は、とても穏やかな作品に感じました。

私はご存知、舞手の動きなどを目で捉えることができないため、リハーサルでも、まず動きを想像しながらの参加でしたが、演出振り付けの宝満さんが、細かな部分を教えてくださり、それに呼応して、秋山さんの嫋やかな桜の精も加わり、音楽も厚みを増していきました。

今回初めてご一緒したフルートの梅澤さん、チェロの五十嵐さん、昨年に引き続き、和太鼓Atoaのお2人も一緒に全力で音楽を奏でました。

3人の舞手から発せられるパワーからも、すごい情熱が伝わってきて、感動の面持ちでフィナーレを迎えました。

偉大なる能楽師、津村禮次郎先生を中心としたあたたかなご縁の輪の中に加えていただいたこと、作曲家、渋谷牧人さんの新たな作品の魅力ある和音に出会えたこと、そして何より、猛暑の中駆けつけてくださった多くの皆様に見守って頂けたこと、本当に幸せでした。このたびも、本当に、ありがとうございました。