私の秋は 金木犀から

  裏道を 歩けばかほる 金木犀

こんな平凡な俳句を、中学のときに作りました。

窓を開ければふわり 戸を開ければふわり…

そんな風に香ってくる金木犀が、どの花よりも一番好きなのです!
思わず、わーっと、その花の方へ駆け寄りたくなります。

本当は、大体これぐらいの時期ですよね。
それが今年は、9月の終わりでした。

今はもうむしろ肌寒くて、その香りに出会えないので、すでに寂しくなっています。笑

会いに行きたい!そうか、南の地方に行けば会えるのかな?
あれ?でも、先日福岡に行ったのに、香りはしなかった。

もっと南?そう、気候が温暖そうな、和歌山の串本とか、高知とか、宮崎辺りに行ったら、彼女に会えるのですかね?
(かってに金木犀を「彼女」にしてしまったりして) (笑)

それにしても、、最近、春と秋が、年を追うごとに、だんだんと短くなっているような…
そんな風に感じるのは、きっと私だけではないと思います。

日本人の心を、大きく動かす、春と、秋。
その証拠に、「春の○○」とか、「○○の秋」などのタイトルを持つ曲って多いですよね。

私たちが生きている間は、「日本には、四季があるのだ」と、ずっと胸を張って言えるように、
自然の声に耳を傾けながら、暮らしていきたいものです。

そんなことを考えた 秋の日でした。    こころね