黒髪の…

座敷舞の体験教室にいらしてくださった皆様、ありがとうございました。

去年の7月、11月に続いて、今回は三回目でしたが、
お話する方が少しずつ増えていっていること、ご縁が広がっていることが嬉しいです。

今回演奏した曲は、『黒髪』と『御所のお庭』でした。

黒髪を弾いたのはとても久しぶりな気がしますが、身の引き締まる思いでした。
舞踊に親しんでおられる方はもとより、邦楽がお好きな方なら、必ずご存知の演目でしょう。
丁度、宮城道雄作品なら『春の海』、古典の段物なら『六段の調』、古典の地唄なら『黒髪』といった具合に、とてもポピュラー(?)なのです。
「皆さんが知ってる曲」を演奏するのは、やはり特別な緊張感がありますね
(だからといって、他の演目で、緊張しないわけではないですが)。

どうしてポピュラーな地唄になったのか。
初歩の段階で学ぶ曲、ということはもちろんなのでしょうが、
弾いていると、歌の節が、なんとも言えず、良いんです。
決して、明るいストーリーを歌っているわけではないのに、穏やかな気持になれるのです。
やはり、メロディーが良い曲は、どんな分野でも、ずっと残っていくんですね。

さて、この『黒髪』は、私の誕生日にも、横浜で演奏する予定です。どきどき

詳細は、また後日、アップいたします。
さて。。、今日はこの辺で。

少しずつ、春の「三寒四温」を感じたくなります。  こころね