嬉しい時~巣立つ時~
さて、これからしばらくは、いっぱい記事投稿を頑張ってみようと思います!!
自分の作ったメロディーが、自分のもとを巣立っていって、
自分の目の前で誰かが奏でている瞬間を目撃するのって、
本当に、夢のように嬉しいものですね。
昨日、そんなことがありました。
「第1回 関東学生三曲連盟 OBOG演奏会」
『たれかおもはむ』(詩:島崎藤村)が、初めて、私以外のメンバーで演奏されました。
それは3ヶ月前、日ごろからご縁の深かった明治大学の三曲研究部のOB&OGの皆と
久々に再会した折、この曲の話題になり。
それならば、「五月の演奏会で合奏してみたい」という一人の言葉に、私は
それはそれは喜び、当時はまだ、三パートバージョンの合奏を作って
いなかったので、大急ぎ?で作り…、この度の実演に結びついたのでした。
三年前の春、低音箏と尺八バージョンを作り、翌年、高低二部の箏による合奏
バージョンを作り、同年の秋、そこに尺八をそのまま乗せて、三重奏として
一度は演奏していたものの、高音箏と尺八のパートの間に同じ旋律がいくつか
あったので、今回、新たな三重奏として作り変えたのでした。
音声ガイドのパソコンに、点字楽譜を入れると、画面には普通文字の五線譜が
表示されるソフト「B’SCORE」の力を借りて楽譜を書き、今度はそれを、
頼もしい後輩の力を借りて、箏用の「立譜」が完成しました。
そして、最後の仕上げをしていただいたのが、写真に納められた(きっと笑顔の)
三人でした。演奏時間約4分。かなり「短!」な曲。でも歌の音域が広いし、
ゆったりと弾きにくい手はあるし、三人は緊張していたようですが、実は私も、
同じぐらい緊張していたわけで…。
けれど、三つの音がホールに満ちた瞬間、緊張は、心地よい夢のリズムに
変わりました。ありきたりですが、本当に嬉しかったです。
改めて、新たな形での再演の機会に恵まれたことに、
心から感謝しています。ありがとうございました!!!
写真:左から、一箏:安部可奈子さん(明治OG)、二箏:野口静乃さん(明治OG)、
浮いた格好の私(笑)、尺八:井上俊介さん(専修OB)
こちらのページに、作曲のエピソードを書いてみました。
ちょっと長いですが、よかったらご覧下さい☆
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