こころね

2014/10/17

  裏道を 歩けばかほる 金木犀

こんな平凡な俳句を、中学のときに作りました。

窓を開ければふわり 戸を開ければふわり…

そんな風に香ってくる金木犀が、どの花よりも一番好きなのです!
思わず、わーっと、その花の方へ駆け寄りたくなります。

本当は、大体これぐらいの時期ですよね。
それが今年は、9月の終わりでした。

今はもうむしろ肌寒くて、その香りに出会えないので、すでに寂しくなっています。笑

会いに行きたい!そうか、南の地方に行けば会えるのかな?
あれ?でも、先日福岡に行...

2014/9/29

一昨日のコンクールにいらしてくださった皆様、ご一緒させていただいた皆様
本当にありがとうございました。

実行委員会が立ち上がってから約一年半、多くの力が結集しついに開催できたこと、
そして、事故もなく、無事に終了することができたこと、心から嬉しく、ほっとしています。

あちこちの練習室から飛んでくる音の迫力と、
会場に満ち溢れていた緊張感は、まさにコンクール独特。
私は、本戦舞台での演奏ではなかったものの、それはそれは大緊張でした。

引き締まった緊張感の中、「男で地唄」の一員として、二曲を演奏した時、...

2014/9/26

  皆様!

いよいよ、明日(土)は、利根英法記念 邦楽コンクールです。

大親友 利根英法。いつも、いつも、コンクールに闘志を燃やしていました。
そして、一方、古典にも、アンサンブルにも、心を向けていた男でした。

そんな彼の思いは、両親に引き継がれ、、
ついに明日、花開きます。

私も、英法の親友として、そして、コンクールの一実行委員として、
明日のコンクールが成功するよう、精一杯つとめたいと思います。

...

2014/9/23

名古屋での演奏会が無事終わりました。

国風会の皆様、日盲連の皆様、そして、当日、長い間、会場にお運びくださいました皆様、
本当にありがとうございました。

心配されていた雨も降らず、雨男の私も、ほっと一安心でした。(笑

一昨年は大阪、去年は東京、そして今年は名古屋…。
宮城道雄先生の死後、ほとんど毎年、
全国のどこかで、盲人の、特に箏曲の方々が集まって、
演奏会と福祉大会を開催しておられます。
受け継ぐこと...

2014/9/19

ページをご覧下さっている皆様、おはようございます。

なかなかご挨拶ができず、ごめんなさい。

とある論文執筆と、曲の暗譜に、しばし苦戦しておりました。

さて、今度の日曜日(21日)は、中電ホールでの本番です。

年にほぼ一度の割合で開催される日盲連の大会、今年は名古屋が会場となります。

私は、開演直後の「六段の調」(八橋検校)と、
12時半前後の「きょくねずみ」(作者不詳)に出演いたします。

六段の調は、箏曲に親し...

2014/7/12

振り返りに 5月下旬 東大寺での新曲奉納のことについて書きます。

晴れ渡った5月25日、奈良の東大寺で行われた、狂言奉納「大仏くらべ」の折、
私も、箏と十七絃による二重奏「こころね 東大寺より」を、初演・奉納させていただきました。

芸大時代の同期生だった大江隆子さんが、このひとときを発案され、狂言の脚本と新曲の作詞を手がけられました。

タイトルを聞いたのは去年の秋。ブログタイトルと同じ「こころね」の文字に、偶然のすごさを感じました。
歌詞には「心音美しき東大寺」の風情が託されていました。

年が明けて、私も奈良...